真珠に金継ぎ? 私たちが製作を手がける金継ぎパールブランド「HIRUKO」について。

あまり知られていませんが、
アコヤ貝の養殖真珠には生産者の間で「屑珠」と呼ばれているものがあります。
一般的に流通している真円に近いアコヤ真珠とは異なり、これらの真珠はいびつな形をしていたり、
真珠層がきちんと全体に巻かれていなかったり、突起物が出たような形状をしていたりします。
基本的に母貝の生育を自然に委ねる養殖真珠では、
こうした規格外の真珠が意図せず生まれてきてしまうことは避けられません。
そして、これらの真珠には商品価値がないとされ、
これまで生産者やその家族などの関係者以外が目にすることはほとんどありませんでした。

でも、「真珠はこうあるべき」という既成概念にとらわれない純粋な目で見れば、
こんなにユニークで面白いものはない。
人知を超えて生まれてきた自然の造形には、芸術性すら宿っているように感じます。
ただし、やはりそのままで商品にすることはできない。

このように陽の目を見ることがなかった真珠の一粒一粒に金継ぎという手仕事を加え、
世に送り出すことを目的に立ち上げたのが金継ぎパールブランド「HIRUKO」です。

ヒルコとは、国産みの神々であるイザナギとイザナミの間に生まれた最初の子でありながら、
「わが生める子よくあらず」という理由で海に流された謎多き神。
そして、その存在は日本各地の海辺で暮らす人々の間に漂着信仰として伝承されていくことになる。
最たる例が「蛭子(ヒルコ)=えびす」、いわゆるエビス神です。
このベールに包まれた神と、不完全であるがゆえに屑珠と呼ばれてきた真珠の運命を重ね合わせ、
「HIRUKO」というブランドは誕生しました。

この金継ぎパールの詳細については、ブランドの公式Webサイトがありますので、
ぜひそちらもご覧ください。
対馬産の真珠や金継ぎ工房での仕事、ヒルコの物語などをより詳しく記載しています。
 ↓
HIRUKO -Kintsugi Pearls- https://www.hiruko-pearls.jp/

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